手相は一つの線に対して見るポイントが5つあります。
「始点」「終点」「長さ」「形」「濃さ」です。
この5つのポイントで手相を見れば迷うことが少なくなり、手相を知らない初心者の方でも手相を見ることができるようになるスピードはアップします。
実際に授業では、この方法で教えるようになってからというもの、手相を身に着けるスピードが格段に早くなり、多くの生徒さんが手相で鑑定できるレベルまで達してくれています。
その手相を見る5つのポイントの中から、今回は最も分かりにくい「濃さ」について解説します。
女性よりも男性の方が線は濃い
まず自分自身の手相の線が「濃い」のか、「薄い」のか、わかりますでしょうか?
一般の人では、濃いかどうかを判断することができず、聞かれても自信をもって答えられる人は少ないと思います。
「濃さ」を言葉だけで説明するのは難しく、仮にHBのえんぴつぐらいなら薄い線、2Bのえんぴつぐらいなら濃い線といわれても、ピンとはこないはずです。
そのため、他の人の手相と見比べて判断するか、プロの占い師に見てもらうか、どちらかでしか線の濃さを知る方法はありません。
ただし、周りの人と比べる方法は身近にいる数人と比べるだけでは正確性に欠けてしまうため、あくまでも仮の判断と考えて下さい。
比べるサンプル数が増えれば増えるほど判断の正確性は増し、せめて100人以上と比べてほしいところです。
プロの占い師は毎日のように誰かしらの手相を見ているので、そのサンプル数は数千数万とかなり膨大です。
だからこそ、線が濃いか薄いかを迅速かつ的確に判断できます。
線を見比べるに前に一つ覚えておいてほしいのは、女性よりも男性の方が「線は濃い」ということです。
もし女性が男性と線の濃さが同じであれば、男性が薄いのか、または女性が濃いのか、のどちらかだと考えられます。
手相の線が濃い人は自立タイプ
では線の「濃さ」は何を表すのか。
線が濃ければ濃いほどその線のエネルギーが強まり、「主張」や「個性」も強くなります。
そのため、線が濃い人の方が自信があって自我も強く、周りの人に与える影響も大きくなります。
気を付けないと自分勝手な振る舞いで周りを振り回すわがままな人になり、迷惑をかけて避けられてしまうこともあります。
ただし、エネルギーも強くなるため線のもつ能力を十分に発揮することができ、人並み以上の活躍も期待できます。
手相の線が薄い人は協調タイプ
線が薄い人は、謙虚で控え目な性質をもち周りと足並み揃えて力を合わせる協調性が強くなります。
主張する力は弱いので言いたいことが言えずに不満を溜めやすい傾向にあります。
しかしながら、人から助けてもらえる運は線が濃い人よりも強く、周りからの応援がカギになります。
一言で違いを説明するのなら、線の濃い人の方が男性的で線の薄い人の方が女性的と考えていただければわかりやすいかもしれません。
鑑定に男性の方が線が薄くて女性の方が線が濃いカップルがきたことがあります。
話をきけば、やはり女性の方が主張が強く完全に男性を尻にひいていました。
ただし、このカップルのケースは男性の線が薄く、主張すること自体が得意ではないため、むしろリードしてもらえる方が楽で、カップルとしてはバランスが取れているので問題はありません。
もし、男女共に線が濃いのであれば、主導権争いがおき衝突する恐れがでてくるでしょう。
男性と女性で濃淡の基準が違うように、これ以外にも男女によって見方が変わる手相はあります。
それを考慮して手相を見れば、一般の方でもプロ手相家に負けず劣らずの深い判断ができるようになります。
性別だけではなく年齢の違いによっても手相の見方は変わります。
こちらも参考にしてみてください。
まとめ
まずは線が濃いか薄いかを判断できるよう頑張ってみて下さい。
それができれば、簡易的な二人の相性診断ぐらいなら可能です(正確に相性を判断するには生年月日や他の情報が必要です)。
それ以外にも同僚や知人の線の濃さがわかれば、どのような付き合い方をすると良いかの参考にもなります。
また、自分自身の手相の中の濃い線を見分けることができれば人生のテーマもわかります。
自分自身の手相の中で最も濃い線は、最もエネルギーが強くキーポイントとなる線です。
ぜひ手相の基本である線が濃いか薄いかを知って、良好な人間関係を築いてください。
参考:『【5秒手相診断】最も濃い線がどの線かで人生のテーマがわかる』