手相の醍醐味は運勢を自分の目で見ることができるところにありますが、それによる弊害もあります。
例えば、線を見て悪い状態なのでは?と思い込み不安になるパターンです。
その不安を感じやすい線で最も多いのが結婚線です。
特に結婚線が枝分れしている線を持っている人は、ビジュアル的に別れを連想するらしく、「結婚線が枝分かれしているんですが離婚しませんか?」と不安になって鑑定に来る人は意外と多いです。
また、占い師によっては枝分かれしている結婚線は「離婚をする」と、はっきり言っている人もいます。
それらの情報も不安に拍車をかけるのだと思います。僕も手相を知らない素人だったら、きっと「何この線!?」とネットで調べて不安になって悶々としていたかもしれません。
実際は離婚の相とは限らず、二人の結婚生活の状況や理想的な距離感など色々な意味が隠されています。
※本当に危険な離婚の相はこちら
⇒『2万人の手相を鑑定して思う離婚の確率が高い結婚線ベスト3』
枝分かれの結婚線は二人の距離
ビジュアル的には、お目出度い線とはいえない枝分かれの結婚線。
結婚に問題が起きると思わせるに十分の迫力があります。では実際はどうなのか?じっくり解説していきたましょう。
枝分かれの結婚線はみなさんの予想通り、良い線とはいえず悪い線の部類には入ります。
しかし、この線を見ただけで「別れ」と判断するのは間違いです。
確かに線の状態によっては別れになってしまうこともありますが、別れずに仲良く結婚生活を送れる場合もあります。実際、僕はそのようなケースを何度も見ています。
ではその違いはどこにあるのか?
見るべきポイントは枝分かれになっている線の距離です。
枝分かれの距離=二人の距離と考えていただければわかりやすく、小さな枝分かれであれば二人は少し距離がある状態なだけで、決して離れ離れになっているわけではなく、この先距離が縮まることもあります。
大きく枝分かれをしていれば、二人の距離もかなりあると考えられ、もう手の届かない見えないところまで離れている恐れがあります。
その場合は残念ながら離婚になる可能性があります。
枝分かれの結婚線でも、線が離れている距離によって意味合いが変わり、それによって別れになるかどうかを判断しましょう。
距離があることと仲が悪いことは別!
枝分かれの結婚線があれば、二人の間に距離があるのだから離婚にならずとも仲が悪いと判断しがちですが、これも間違いです。
例えば、共働きで夫婦ともに忙しく、すれ違いの生活になっている二人であれば、仲が良いかは関係なく距離ができるのはしょうがないことです。
それが理由で結婚線が枝分かれになることがあります。
もちろん距離ができることで気持ちが離れてしまい、浮気心が芽生えて別れになることはあるでしょう。
しかし、距離ができても気持ちを繋ぎとめていられる二人であるなら、枝分れの結婚線でも別れにはなりません。
現実の二人の生活を考えてもらって、単身赴任や出張が多いなど、枝分かれの結婚線が出るだけの状況があるのか?
もし生活的に距離ができる環境であれば、愛情の問題ではなく、生活環境が線に投影されただけだと考えるのが正しい見方です。
距離がある生活が仲良くいる秘訣!
生活環境は距離があるわけでもないのに枝分かれの結婚線が出ている場合は、手相が「距離がある関係の方が仲良くいられる」ことを示唆している可能性があります。
距離が近くなると相手の嫌なところばかり目についたり、すぐに言い合いになって喧嘩になったり、二人の関係が悪化する恐れがある場合は、結婚線が枝分かれになって「距離ある関係の方がいいよ」と教えてくれることがあります。
実際、鑑定に来た枝分かれの結婚線を持っていた女性が距離を保つために外で働くようになったら、相手の嫌なところが気にならなくなり夫婦関係が修復されたケースがありました。
※運命線もチェックすると仕事をするべきか家庭に入るべきかが、さらに詳細にわかります。
⇒『手相で見る女性の結婚後の人生。キャリアウーマンor専業主婦』
枝分かれの結婚線はただの悪い線ではなく、そこには様々なサインが隠されています。
もし、枝分れの結婚線が出ているならば、何が原因なのかを探り、取り返しのつかない状況になる前に対策をとりましょう。
それこそが枝分かれの結婚線の本当の意味です。
オススメ記事:『結婚線の手相の見方<完全版>』