手相も含め占いの鑑定でよく聞かれることの一つに、「みなさんどのようなことを聞ききますか?」と質問してくる人が結構います。
特に悩みがない場合や占いの鑑定を受けたことがない人だと、占いでどのようなことを聞いたらいいかがわからず、占い師側に「何を聞いたらいいの?」と助けを求めてきます。
そこで今回は鑑定の相談方法を占い師側目線で書いてみたいと思います。ぜひ鑑定を受ける際の参考にしてください。
手相鑑定を受ける理想のタイミングについてはこちらの記事をご覧ください。
1、具体的に聞けば具体的な答えが返ってくる!
例えば、バーテンダーに「おいしいカクテルお願い」と頼んでも、バーテンダーは頼んだ方が何がおいしいかがわからず、困ってしまうと思います。
しかし、「甘さ控え目のおいしいカクテルをお願い」と頼まれれば、だいぶ絞られてくるのでバーテンダーもいくつか選択肢が浮かび作りやすくなります。
さらに、「甘さ控えめで季節のフルーツを使った飲みやすいカクテルをお願い」と頼まれれば、頭の中にパッとあるカクテルが浮かび迷わず作ることができるはずです。
この様に具体的になればなるほど相手はイメージが浮かび、オーダーに合ったものを提供をすることができ、頼んだ側も満足いくものを手にすることができます。
これは占いも一緒です。
質問内容が「仕事はどうですか」よりも、「営業職に就こうと思っているのですが向いていますか」と質問してくれる方が、答えやすいのはもちろん質問者側にとっても有意義な回答を手にすることができ、占いに行った甲斐があったと思ってもらえるはずです。
会社名や時期などもっと具体的な情報を説明してくれてもOKです。
むしろ、その方がそこから判断できることがあるので、占い師側として助かります。
お客さんの中には、仕事の相談で具体的ないくつのパターンをもってきて、「どれがいいですか」と聞いてきた方もいて、具体的な回答ができたことを覚えています。
ただし、迷走中の時は何を聞いたらいいかもわからず、具体的な質問が思い浮かばないこともあるはずです。その時は抽象的でも構いませんので、そのまま聞きたいことを占い師にぶつけてみて下さい。
そうすれば占い師側がヒヤリングをしながら、悩んでいることを抽出してくれて、悩みが具体的に見えてくるはずです。
僕も含め占い師は日々悩んでいる人の相談に乗っているので、聞き出すテクニックを人それぞれもっているものです。
2、包み隠さず聞けば包みない答えが返ってくる!
またバーで例えてみたいと思います。
バーテンダーが好みのタイプで可愛いと思ってもらいたいがあまりに、本当はウォッカのショットを飲みたいところをピーチ系の甘いカクテルを頼んでしまう。
そうなるとせっかくバーに行っても満足できず、酔いたくても酔えないむなしい気持ちになってしまうことが考えられます。
これと同じように占いに行って、本当は不倫相手と一緒になれるかを聞きたいのに、「説教されるのでは?」「白い目で見られたらどうしよう」と不安や恥ずかしさから聞けなくなる人がたまにいます。
でも聞いてくれなければ、こちらはそれがわからず、また「恋愛に何か問題がありそう」と思ったとしても踏み込むことができません。
そうなればせっかく鑑定を受けた意味がなくなり、占い師側としてもとても残念です。
覚えておいてほしいのは、占い師はどんな相談を受けても驚くことはありません。
特に鑑定経験が多ければ多いほどその傾向は強いはずです。
というのも人には言いにくい相談を受けることはよくあることで、むしろ人に言えないからこそ占い師に相談しに来るのだと思っています。
また、現実的観点は考慮に入れますが、世の中の善悪や常識を判断材料にはせず、あくまでも占いという運勢の視点から判断していきます。
少なくとも僕はこれらのことを心がけていつも鑑定を行っています。
常識に捉われてしまうと思考の幅が狭くなり、スケールの大きい運勢を持っている人には、とても窮屈な生き方を強いられる鑑定結果になりかねません。
手相でいえばマスカケ線がその一つです。
ぜひ鑑定に行った際には包み隠さず相談事をぶつけてみましょう。
良い回答にしろ悪い回答にしろ、きっとぶつけて良かったと爽快な気持ちになれるはずです。
まとめ
まとめると鑑定に受ける上で最も大切なことは、消化不良にならないことです。
後になって「聞いておけば良かった」と思うことがないのが、相談者側はもちろん占い師側も望んでいます。
ぜひこの2つを参考にして、「占いに行って良かった」と思える鑑定を受けて下さい。
それが僕を含め占い師が最も嬉しく目指していることです。