最近こんな質問をされました。
「知能線が枝分かれしてきたんですけど大丈夫ですか?」
知能線の枝分かれって一見すると亀裂を連想させて、不吉なイメージを与えるのかもしれません。
でも実際は「不吉なんてとんでもない!むしろ成長です」と胸を張って言える線です。
枝分かれは頭脳レベルが拡大中のサイン!
このような形で知能線は枝分かれしていきます。人によっては2本では留まらず、いくつも枝分かれする人もいます。
枝分かれの知能線を考える時に大事にこととしては、まず「知能線ってなに?」これです。
ここの疑問を答えられるようになると、知能線の枝分かれも迷うことなく、すぐに答えることができるのです。
手相をかじったことがある人や手相の本を読んだことがある人なら、「知能線は性格を見る線」「知能線は適職を見る線」などなど、模範解答を続々と答えてくれることでしょう。
もちろんこれらの意味は全部正解です。でももっともっと大事な意味が知能線には隠されています。
この大事な意味は手相の知識が全くない人でも答えることができるかも。むしろ、知らない人の方が答えられるかもしれません。
手相は占いの中でも暗記しやすい差抜群だと思っています。その理由が、線の名称が線の意味そのものの場合が多いからです。
例えば、わかりやすいところで生命線。これは何を表す線かといえば「体力」「健康」です。
つまり、生命に関わること全般です。
生命線にはこれ以外の意味もありますか、メインになる意味は生命に関わることです。
それでは問題。生命線の意味は生命に関わることでした、では知能線の意味は何でしょう?
言うまでもなく「知能に関わる」ことです。
ただ、少しだけ言葉のニュアンスを変えて「頭脳に関わること」としてもらうと、知能線の意味を捉えやすくなります。(占い師によっては知能線のことを頭脳線と呼んでいる人もいます)
ここまでわかれば、手相を知らない人でも知能線の枝分かれの意味が何となくわかるはずです。
では改めてお答えします。知能線の枝分かれは、頭脳の枝分かれであり頭脳が広がったことを表しています。
例えば、1本だけの知能線であれば、頭脳は一つの方向にしか向かっていません。
しかし、知能線が枝分かれをすれば頭脳が二方向に広がり、様々な始点で考えられる力や多種多様の才能、または色々なことに興味を持ち始めていることのあらわれといえるのです。
それは、簡単にいえば頭脳の成長であり、実際に学生から社会人になるなど、新しい刺激を受けて成長をしたときに、知能線の枝線が出てくるケースは多いです。
特に多いのが、知能線が垂れ下がっている人に横に伸びる知能線が出てくるパターンです。
この知能線の状態は、元々理想や空想力の強い人(垂れ下がっている知能線)が、現実や生活能力(横に伸びる知能線)がついてたくましくなったことを表しています
もし知能線が枝分かれをしたら、ガッツポーズを決めて祝杯をあげましょう。
知能線が3本以上枝分かれしている人に注意勧告!
知能線の枝分かれの線の数が増えれば、それだけ多方面に頭脳が広がっているということだから、秀才ってことでいいよね?
と思った人は残念ながら不正解です。
確かに頭脳が多方面に広がって入るのですが、同時に頭脳が散漫になっているとも考えることができます。
最悪の場合は、一つに定まらず興味がコロコロと変わり、飽きっぽい性質が人生を迷わせ、何もかも中途半端で何も残らない人生になりかねません。
ここまで最悪の状態にはならずとも、継続力には欠けてしまうでしょう。
開き直って、その飽きっぽい性質を特性に変え、マルチにこなせる何でも屋みたいに複数の仕事に就けば、大成功をつかめます。
もし知能線が3本以上あると人は、1つの仕事にこだわらず色々なことをやれる複業タイプを目指しましょう。
参考:『知能線の枝分かれはマルチプレイヤーの手相。ただし器用貧乏に注意!』
まとめ
今回は知能線の意味を分かってもらえたかと思います。
ただし、この説明には知能線の考え方に悪影響なことが一つだけあります。
「知能線が頭脳ということは、知能線が短い人は頭が悪いってことでいいよね?」
たまにこういう考え方をする人が出てくるのですが、もちろん短い人が頭が悪いわけではありません。長い人が頭が良いわけでもありません。
知能線の長さは「思考力」を図るものであって、頭脳の出来を見るのものではありません。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
関連記事:『知能線が短い人は頭が悪い?!知能線の「長さ」でわかること』
オススメ記事:『知能線(頭脳線)の手相の見方<完全版>』