占いを勉強したいと思っている人が最初の壁として、「どの占いを勉強したらいいのだろう?」でつまずく人は多いです。
そもそも占いの種類も、それぞれの占いの中身もわからないことが、どの占いを勉強したらいいかで悩む原因になっていると思います。
占い初心者だった頃の僕も知ってた占いは手相やタロットだけで、他は何となく名前は知っていても、それがどのような占いなのかはよくわかっていませんでした。
そんな時に出会ったのが今回紹介する5冊の本です。
占い初心者の方や占いに興味がある程度の人も読んで損はなく十分に楽しめます。
絶版になっている本も多く、その場合は中古本しかありませんが、ぜひ手に取って読んでほしい本です。
本が出回っているうちにチェックしてみてください。
1、東洋占術の本―運命と未来を見通す秘術の大系
まず最初に紹介するのは僕の専門でもある東洋系の占いを紹介している本です。
様々な東洋占術の概要を紹介してくれているのはもちろん、東洋占術の大家と呼ばれる人たちの紹介もあって、「東洋占術とは何か?」の疑問に答えてくれる一冊になっています。
僕はまだ占い師になりたての頃にこの本を読んだのですが、この本を読んで初めて「紫微斗数」や「六壬神課」といった占いがあることを知りました。
また、この本は読みやすく覚えやすいようにと占いの分類の基本といわれる、「命」「卜」「相」の三項目に分けて、それぞれ占術を紹介してくれています。
さらに、実占としての手相や九星気学の見方についても触れていて、知識だけでなく技術としても東洋占術を味わうことができるのです。
東洋占術の系譜を知りたい人は、まずこの本を読めば間違いありません。
2、占星術の本―運命を支配する天界の神秘学
主に西洋占星術を中心にあらゆる占星術を網羅して解説してくれている一冊です。
僕は西洋占星術は全く手を付けたことがなく、完全に一般の人と変わらない程度の知識がないのですが、この本を読んだおかげで占星術の歴史や大家を知ることができました。
西洋占星術の成り立ちから始まり、歴史や占星術家についても解説してくれています。
この本を読むまでは、西洋占星術というのはいわゆる星占いだけの一種類しかないと思っていたのですが、心理占星術やサピアン占星術など、占星術にもいくつか種類があることを知りました。
その中でもホラリー占星術はとても興味深かったです。
ホラリー占星術は簡単にいってしまえば、卜占のような占星術で相談を受けた「今この瞬間」のチャートを作り、そのチャートによって答えを導き出すことができるそうです。
まさか、占星術に卜占のようなものがあるとは知らず、今でも気になる占いの一として頭の片隅に残っています。
ちなみにホラリー占星術は本が少なく、その中でこの本がおすすめとのことです。
この占星術の本は西洋占星術だけでなく、インド占星術や宿曜占星術についても触れてくれています。
さらに、レーガン大統領のお抱え占星術師の話など、歴史を振り返りながら占星術の社会や時代との関係性についての話は、占いを知らない人でも興味深く読み進めることができるはずです。
3、風水の本―天地を読み解き動かす道教占術の驚異
風水という言葉自体はテレビや雑誌で見かけることがあるかと思うので、みなさんも知っているかと思います。
そのイメージはカーテンの色や家具の配置のように「部屋のインテリアを変える占い」と思っている人が、少なからずいるはずです。
それも風水の一部ではあるかとは思いますが、それが風水の真髄では全くありません。
この本はその風水についての考え方を根底から教え直してくれる、なかなかお目にかかれない良書です。
風水の歴史や実践法、さらに国によっての風水事情の違いについても簡潔に書いてくれていて、この本一冊で「風水とは何か?」を学べます。
さらに、香港のライバル銀行がやりあった風水戦争についても詳しく書いてあるので、占いを全く知らない人でも風水ノンフィクションとして十分に楽しめるはずです。
風水は占いの中でもかなり複雑で学ぶのに困難を要するので、まずはこの本を読んでみると良いでしょう。
4、占い師入門/高橋桐矢
題名の通り、まったく占いの世界を知らず、占いのこともあまりよくわからなけど、「占い師になりたい」と思う人にはおすすめです。
占いを勉強するのにあたって、まず最初にあたる壁が「どの占いを勉強しよう?」です。
というのも、占いはマイナーなものも含めれば、かなりたくさんの種類があるため、そこからどの占いを勉強したらいいのか悩んでしまいます。
この本では、その様々ある占術について解説してくれています。
さらに、後半では占い師に対するよくある疑問についても答えてくれています。
例えば、「占い師に霊感は必要なのか?」みたいなことです。
それ以外にも、占い師の一日について具体的な例もあげてくれているため、占い師になった後の生活がイメージしやすく、読み物としても面白いです。
これから占い師を目指す人は、ぜひ参考にしてみてください。
6、最短2週間で稼げる占い師になる方法/中島多加仁
先ほど紹介した占い師入門が、占い師としての心構えや占いの世界の紹介だとしたら、こちらの本はよりリアルに占い師が稼ぐための方法を紹介しています。
2週間で稼げるようになるかはともかく、占い師として食べていく方法を具体的に解説しています。
このような切り込み方をした占い本は、少ないのではないでしょうか。
実際、占い師になったとしても占いはできても稼げるかはまた別で、どうしてもビジネス感覚が必要になります。
この本はそのビジネス視点から見た占い本で、だからといってハードルが高い要求をしているわけではありません。
電話鑑定やメール鑑定など、「占い」を利用した様々な稼ぎ方を教えてくれる一冊です。
手相のおすすめ本に東洋占術の算命学のおすすめ本も紹介しています。こちらも参考にしてください。