手相はどの線も必ずあるわけではありません。
20代であれば財運線がないのは当たり前ですし、まったく結婚願望がない人であれば結婚線が出ていないこともあるでしょう。
線がないだけで「悪い」と判断するのではなく、「なぜ出ていないのか?」を考える必要があります。
それによっては線がなくても、「問題」はなく、「良い」場合さえあることも覚えておきましょう。
運命線が「ない」のではなく「薄い」だけの場合が多い
「線がない」で、もっとも不安を抱えやすいのが運命線がない人です。
鑑定にくるお客さんの中でも、「運命線がないんです」と不安顔で聞いてくる人がいます。
この時に考えられるのは2つのケースです。
1、運命線が薄くて、または形が変わっていて、見つけることができなかった
2、本当に運命線がない
多いのは1の運命線を見つけられていないケースです。
運命線は、手相の中でも多様な形をもち、線の濃さも色々でわかりにくい人が多いです。
でもプロの手相家が見れば一目瞭然なので、不安な人は確認してもらってください。
では、「本当に運命線がない手相」はどうなるのか?
1、運命線がない手相はサポート役が向いている!
運命線はしっかり濃く出ていれば出ているほど、自我が強く、仕事運も良く、気力に溢れているとみることができます。
例えば、「天下筋」と呼ばれる手首から指の付け根まで真っすぐ貫く運命線を持っている人がまれにいます。
この運命線は自我の強さも仕事運も気力も全てがスペシャルで、天下を目指して独立独歩の道を進むにふさわしい運をもっています。
参考:『運命線でわかるベストオブ独立向きの手相は「天下筋の相」』
その天下筋と真反対にいるのが、「運命線のない人」です。
つまり、自我は弱く、仕事運も独立には向かず、気力もそこそこ。
しかし一方では、他者を思いやり、チームワーク型で、冷静さをもっている人と判断することもできます。
その特徴を生かせる環境に身を置ければ、運命線がない人でも仕事で活躍することは十分に可能です。
その仕事というのは、「サポート役」です。
実際に運命線がない人が秘書業に就いて、仕事で評価を得て活躍している人を鑑定したことがあります。
もし運命線がないという人がいれば、裏方的なサポート役に徹することができる仕事を探して見ると良いでしょう。
適材適所で自分に合った環境がわかってさえいれば、どんな人でも輝くことはできます。
2、運命線がない手相は家庭中心の生き方が向いている!
運命線がないケースでもう一つ考えられるのは、人生の主となるものが仕事ではなく家庭というパターンです。
このケースは圧倒的に女性に多く、専業主婦型と見ることができます。
結婚後に「仕事をするのが良いか?それとも家庭に入る方が良いか?」と質問を受けた時は、運命線があるかないかを見て判断します。
参考:『手相で見る女性の結婚後の人生。キャリアウーマンor専業主婦』
運命線がなければ結婚後は家庭中心の生き方を選び、もし仕事に就くとしても家庭を省みない働き方はよくありません。
残業がなく定時に帰れる、近所でパートとして働くなどの負担が少ない働き方であれば問題ありません。
どんな働き方であったとしても、家庭第一で優先順位は「仕事よりも家庭」と思っておくと良いでしょう。
3、運命線がない手相は仕事のモチベーションがどん底!
「仕事に行きたくない」ばかりが頭を駆け巡り、今の仕事へのモチベーションがまったく上がらない場合も運命線が出てこないことがあります。
このケースは、転職をするか会社の中で異動になるか、何かしらで今の状況が変わらないと、運命線が出てくることはほぼありません。
これは若い人に多く、この状況になってしまったら僕は転職を勧めています。
面白いもので運命線がなかった人も、転職をしてやりがいを感じる職に就いたら、ちゃんと運命線が出てくることを何度も目にしています。
ただし、仕事のモチベーションが下がっている時は、運命線がでないケースより運命線が薄いケースの方が多いです。
運命線が薄い人も、仕事のモチベーションが下がっている可能性があるので注意しましょう。
参考:『転職前に手相を確認!運命線でわかる仕事のモチベーション』
オススメ記事:『運命線の手相の見方<完全版>』