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手相の大家と呼ばれる過去の偉人といえば、何冊も読み漁って手相の面白さを知った門脇尚平、キロの翻訳本を始め手相の基礎を学んだ大和田斉眼、手相の色の見方を知り可能性を広げてくれた中村文聡などなど、偉人たちの影響を受けてきました。
その中でも、やはり日本観相家の始祖である水野南北は外すことができません。
水野南北はどんな人物?
水野南北は江戸時代に活躍した観相家で、手相というよりは人相家として有名です。
※手相は人相の一部であって、人相家であることはある意味、手相家でもあります。
参考:『手相+顔相+体相+挙動=人相。何気ない仕草にも運は宿る!』
水野南北は大阪生まれで、子供の頃から悪の道に進み、盗みを繰り返していました。
大きくなるにつれて、悪事はエスカレートしていき、最後は捕まり牢獄に入ってしまいました。
それが18歳の頃です。
でもその辛く苦い経験が、観相家水野南北の誕生するきっかけになったのです。
水野南北は観相家のタイプでいえば、学問タイプではなく現場中心の実践タイプです。
実際の経験や肌で感じたことを中心に、水野南北流の観相術を完成させました。
もちろんその基礎となる部分では、中国の歴史的大書「神相全編」を学んだとはされていますが、その後に実践経験によってつかんだことを取り入れ、アレンジしていった面は大きいのではと思います。
そう感じさせるエピソードの一つとして、今でいう銭湯や葬儀場など、人のドラマが行き交う場所で人相を勉強するために働いたといわれています。
実際に水野南北の著書を読んでみると、経験から学んだであろうと思われる技法が載っています。
面白いところでいうと、男性の下を見て運勢を論じる箇所があったり、寝相によって運勢を見分けたり、普通の人相本にではお目にかかれない人相の見方が盛りだくさんです。
水野南北のおすすめ3冊!
水野南北を学びたい人はこの3冊を抑えておけば、間違いありません。
1、水野南北の伝記:だまってすわれば 観相師水野南北一代
こちらは水野南北の伝記本です。
この本は占い師以外の一般の人や占いに興味がない人でも、十分楽しめます。
水野南北の一生を描き、水野南北の人柄を始め、人相観の修業時代から人相観として活躍した時代まで、この一冊で水野南北の凄みをわかってもらえるはずです。
ただ、全てのエピソードが本当にそうだったのかといわれれば、怪しいところもあるかもしれません。
しかし、水野南北のエッセンスを感じるには十分です。
水野南北に少しでも興味を持ってくれた人は、ぜひ手に取ってみてください。
2、水野南北の観相術本:南北相法
水野南北の相術を学びたいと思ったら、現在販売されている本ではこれ以外にありません。
この本を一冊読めば、水野南北がどのような相術の考えをもっていたのがよくわかります。
実践でそのまま生かせるノウハウ本というわけにはいきませんが、相術において大切な真理は凝縮されています。
手相・人相を使う占い師なら、ぜひ一度は読んでほしい本です。
二度、三度と読み直すことで深みが増していくので、相術のバイブル本として手元に置いておくのもおすすめです。
3、水野南北の開運書:食は運命を左右する―現代語訳『相法極意修身録』
水野南北の凄いところは、開運方法として食事療法を取り入れていたところです。
食を中心とした日常生活は運勢に大きな影響を与え、食生活を変えるだけで運が変わることもあり得る話です。
水野南北が掲げる食の基本は「粗食で小食」であること。
これを根底に日常の生活方法についても言及しています。
全てが現代の生活において、このまま当てはめて利用できるとは思いませんが、なかには深く感心して頷けることも多々あります。
異色の食事による開運本は、占い師以外の人も一見の価値ありです。
2番目に紹介した「南北相法」と3番目に紹介した「食は運命を左右する」。
この2冊の内容を1冊にまとめた本も売られています。
両方ともほしい人は、こちらの1冊にまとめられた本の方がお得なので、そちらをチェックしてみください。
手相をもっと学びたい知りたいという人は、こちらの記事も参考にしてください。
占い初心者の方にはこちらの本がおすすめです。