占い師が選ぶ「運」の本おすすめベスト3

「どうやったら運が良くなるのか?」は、別に占い師でなくても誰もが一度や二度考えたことがあるはずで、それが占い師となると、考える機会はどうしても多くなります。

それもあってか、「運」や「運命」という題名がついた本を見ると、つい手に取ってしまいがちです。

今回は、そんな様々な「運」の本を読んだ中から、お気に入りの3冊を紹介します。

ぜひみなさんも、お笑い芸人、雀士、棋士が感じた「運の世界」を堪能してください。

1、ダメなときほど運はたまる/萩本欽一

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1冊目は欽ちゃんこと萩本欽一の「ダメなときほど運はたまる」。

僕自身は欽ちゃんをテレビで見たのは、「欽ちゃんの仮装大賞」ぐらいしかなく、全盛期のことは全く知りません。

でも、欽ちゃんの伝説エピソードは、いくつか聞いたことがあったので、何となく「すごい人」というイメージをもっていました。

この本は欽ちゃんが全盛期の頃から、「運」というものを強烈に意識していて、それを重要視していたエピソードが数多く載っています。

そのエピソードのいくつかは、占いという視点から見ても理に適っているものが多く、参考になったことを覚えています。

例えば、欽ちゃんは子供に対して「親が君たちの分の運まで使って働いているから、君たちには運がついてこないよ。だから、いい大学に行こうと思わず、平凡に暮らしてくれ」と言ったそうです。

これは運の法則で考えると、親と子は確かに運を分け合う関係であるといえ、親に問題があったり片親だったりすると、子供は若くして芽が出て成功をつかむとされています。

それとは反対に、親の運気が良くて今も現役で大きな成功を手にしている時は、子供の運気はなかなか上がらないといわれます。

※注意:すべてがこのケースに当てはまるわけではありません。運の法則の一つの考え方です。

まさに、欽ちゃんのエピソードはこの考え方に当てはまり、それを肌感覚として感じていたとするなら、運としてのセンスは抜群です。

このような占い師が学ぶ運の法則に類似するケースを、欽ちゃんの過去の経験の具体例と共に紹介してくれています。

とてもイメージが湧きやすく、さらにどのような結果になったかまで書いてあるので、僕としてもとても勉強利になりました。

運とは何かを感覚として感じとれる一冊です。

運に興味がある人はぜひご覧ください。

続編も出ています。こちらも面白いので合わせてご覧ください。

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2、運に選ばれる人 選ばれない人/桜井章一

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裏世界の麻雀のプロとして、20年間無敗の伝説の雀鬼が桜井章一です。

そもそも麻雀自体が実力と運を必要とし、その世界で20年間勝ち続けたとなると、実力だけでは到底不可能なことです。

その勝ち続けられることができた極意ともいえる、桜井章一なりの「運」とのかかわり方をこの本では余すことなく書いてくれています。

そもそも桜井章一に興味をもったのは、ある本の中で「運のいい人はみんな手が柔らかい」と、書いてあるのを見たのがきっかけでした。

桜井章一いわく、運がいいなと思う人と握手すると、みんな手が柔らかったらしく、それから「運がいい人は手が柔らかい」と思うようになったみたいです。

実はこの桜井章一の運の法則は、手相でも全く同じことがいえます。

手が柔らかい人の方が出世運が強く、例え今は成功していなかったとしても、将来的に大きな名誉を手にする可能性が高いと判断することができます。

それ以外にも、桜井章一は麻雀のパイの捨て方を見ると、その人の麻雀の実力や運がわかるとも書いてありました。

これもまさに人相の挙動と同じです。

人相では普段の何気ない仕草から運気を読み取る技法があります。

何気なくやっていることだからこそ、無意識化にある本質が出てしまい、その人の運勢や性質がわかってしまいます。

萩本欽一も桜井章一も同じですが、ある世界を極めた一流の人は、感覚的に「運」らしきものを感じ取る感性が鋭いのかもしれません。

運に興味がある人は、一見の価値ある一冊です。

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3、運を育てる/米長邦雄

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この本は、僕の人生のバイブル本とも呼べるとてもお気に入りの一冊です。

米長邦雄は将棋として、数々の栄光と伝説をもち、スキャンダルも含めてとても著名な棋士の一人でしょう。

将棋という勝負の世界に身を置いていたのもあって、いつも「勝利の女神に微笑んでもらうためにはどうしたらいいのか」を考えて、人生を過ごしていたそうです。

例えば、米長邦雄は「惜福」という言葉を大切にし、福を独り占めせず常に分け与える(福を惜しむ心)を大切にしていました。

その惜福のエピソードもこの本の中では書かれています。

それ以外にも、将棋のリーグ戦で結果が出そろってしまい、最後の試合が消化試合になったとしても、米長邦雄は決して手を抜くことはありませんでした。

そこで手を抜くことを勝利の女神は嫌い、ツキに見放されしまうと考え、

反対に消化試合でも全力で取り組めば、勝利の女神は見放すことなく微笑んでくれるというのが、米長邦雄の持論としてこの本の中で詳しく書かれています。

様々な勝利の女神に微笑んでもらうためのエピソードは、運として大事なことだけではなく、人間としても大事なことを教えてもらったような気がして、何度も読み返すバイブル本の一冊となりました。

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続編と呼べるのがこの本。こちらもおすすめの一冊です。

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