手相鑑定を行う時に最初に見るのは、線ではありません。
手の形から入り、指や爪など手の全体を見て、細部に入っていきます。
人によっては手の甲を見る人もいます。(僕も手の甲から見ます)
手相とは手全体のことを指し、線以外の場所に運勢や性質の大きなポイントが示されていることもあります。
例えば、指にあったほくろによって離婚の危機にあることを当てたケースもありました。
運勢の転機や困難が大きい時期も、手全体を見ることによってわかることがあります。
そこで、今回は手を見た時に最初に目が行く、手の大きさについて解説します。
手が大きい人は細やか
一般的なイメージとして、何となく手が大きい人の方が力強くてたくましい印象があるかと思います。
僕も手相を勉強するまでは、勝手にそう思い込んでいました。
でも実は、手が大きい人の方が細やかで穏やかな性質をもちます。
そのため、行動型より思考型になりやすく、考えてから行動を起こすタイプになります。
どうしても慎重にはなりやすく、堅実な道を選ぶことが多くなるでしょう。
また、おおらかな雰囲気が漂うため、一見するとデンっとした器の大きさを感じさせる場合もあります。
手が大きい人は、ゆっくりマイペースに人生を歩んでいくと良いでしょう。
手の大きい人が指も長い場合は、さらに思考力が強まり、深く熟考して物事を深めていくことができるようになります。
研究家のような何かに没頭して考える必要がある仕事であれば、才能を最大限に発揮できることでしょう。
肉体労働よりも頭脳活動が向いているので、頭を使うことを意識して、学ぶことを意識するのも大切です。
指の長さは、手のひら4:指3が平均的な長さです。
手が小さい人は大胆
手が小さい人は、手の見た目のイメージとは反して、大胆でエネルギッシュです。
冒険心は旺盛で行動力もあって、危険を省みず困難にひるまず、立ち向かっていくことができます。
ただし、その向こう見ずの性格が災いして、理性のコントロールが効かずに暴走する危険性も秘めています。
チャレンジ精神を上手に生かして、普通の人ができないようなことに挑んで、チャンスをつかみ取りましょう。
手が小さくて指が短ければ、さらにその向こう見ずの性格は強まることになります。
指は長くなると知性が増して理性的になり、短くなれば感覚的で直感で物事を判断するようになるからです。
手が小さくて指が短い人は、頭よりも体を生かした仕事に就くのが理想です。
職人や肉体労働系など、体で感じて体で覚えていく仕事であれば、人以上に活躍できる手相です。
座学で学ぶよりも、実際にやってみて体験学習で吸収していく方が、飲み込みも成長も早くなり、ポテンシャルも引き出すことができるでしょう。
まとめ
手の大きさでわかる性質は、例えるなら世界各国の人が集まって「日本人って真面目だよね」「アメリカ人って自己主張が強いよね」みたいに、大きな枠からみた性質です。
でも本来は、真面目の中でも度合いがあるように、手相でも線や他の情報を見ることによって、より詳細な性質がわかってきます。
つまり、手の大きさだけで全てが決まるわけではありません。
手の大きさでは大胆な面をもっていても線では繊細な一面をもち、矛盾を抱える人もいます。
でもその矛盾にこそ、人の奥深さがあり、魅力へとも繋がっていくのです。
注意点としては、単純に手を比べて、大きいか小さいかではありません。
その人の体に対して大きいか小さいかで判断する必要があります。