手相で健康をチェックする線といえば、まず代表的なのが生命線。
次に見逃してはいけないのがストレス線。
さらに、爪の根元に出る白い部分の大きさも見れば理想的です。
これら3つの線に合わせて、今回紹介する放縦線も健康チェックの線として、ぜひプラスしてみてください。
放縦線は身体をむしばむ
手首付近の小指側に出る横線が放縦線になります。
放縦線は必ずある線ではなく、出ていない人の方が多い線です。
もし放縦線があれば、現状の健康状態は良いとはいえず、身体がむしばまれている状態であることがわかります。
ただ間違ってほしくないのは、放縦線があるから「病気になる」わけではありません。
身体がむしばまれているとはいえ、放縦線の長さによっては多少疲れが溜まっている程度で、そこまで心配する必要がない場合もあるからです。
放縦線は長さによって3つのレベルにわけることができます。
それによって身体のむしばまれ度合いもわかるので、放縦線が出ている人は長さをチェックしましょう。
レベル1:放縦線が生命線手前で止まっている
放縦線が出ている人で最も多いのは、生命線手前で止まるケースです。
この状態であれば、放縦線としてはまだ恐れるほどのレベルではなく、「疲れが溜まってはいるけども身体を害するほどではない」と判断できます。
ただし、安心だからといって健康に対して何も考えずにいれば、放縦線が伸びて悪化する可能性もあるでしょう。
生命線手前で止まっている放縦線は、健康への黄色信号であり、「健康に注意しましょう」「健康に気を使いましょう」のサインなのです。
僕が見た中でこの線が出ている人は、圧倒的に「仕事が忙しい」が多く、多忙な状況によって身体をむしばまれ始めていました。
仕事によっては繫忙期でどうしても忙しい時期というのもあるので、しょうがない場合もありますが、その忙しい状態が継続的に続くようであれば、転職や異動も考えなければいけません。
「生命線手前の放縦線だから大丈夫」ではなく、「健康に気を使って体をいたわってあげないといけないな」と思うことが大切です。
レベル2:放縦線が生命線で止まっている
放縦線は生命線を越えるどうかが大きな分かれ目となります。
生命線を越えていなければ、まだ大きな問題はないと見ることができますが、生命線を越えれば健康に問題を抱えている可能性がでてきます。
放縦線が生命線で止まる場合は、大きな問題がない状態と問題がある状態の境目にいるようなもので、油断できない状態といえるでしょう。
人によってはすでに体の不調を感じていて、健康問題を抱えている場合もあります。
今のまま放置していれば、いずれ放縦線が生命線を越える可能性は十分にあるので、今のうちに体を休めるなどして、健康重視の生活に変えていきましょう。
レベル3:放縦線が生命線を越える
放縦線が生命線を越えている場合は、健康に問題を抱えていてドクターストップの状態です。
生活環境なのか食生活なのか仕事なのか、どこかしらに問題があるので、それを改善しなければいけません。
仕事がハードで休みなく働いている人なら、転職を考える必要があるでしょう。
とにかく健康のことを最優先にして、体をいたわってあげる必要があります。
体調がすぐれない人は、一度病院に行ってしっかり検査してもらう方が良いでしょう。
気づいていないだけで、病気になっていることも考えられます。
まとめ
放縦線は悪い線と思わず、健康状態を教えてくれているありがたい手相のサインとして見ることができれば、健康問題が表れる前に対処することもでき、とても強い味方になってくれます。
大事なのは、放縦線が悪い状態と出ているのに、何も対処せずそのまま放置しないことです。
また、手相で健康状態をチェックする時は生命線やストレス線や爪など、他の健康に関わる線もチェックすることが大切です。