知能線と感情線が繋がっていれば、すべてマスカケ線と思っている人がいますが、これは大きな間違いです。
知能線と感情線が繋がっていることはマスカケ線の最低条件ですが、それだけではマスカケ線と断定することはできません。
そこで今回は、マスカケ線と間違われやすい手相をいくつか紹介しますので、正しいマスカケ線の見分け方を覚えてください。
マスカケ線の条件
プロの手相占い師でもマスカケ線と見間違えることがあるぐらい、マスカケ線っぽい手相というのが存在します。
ここでマスカケ線と間違いやすい手相を紹介する前に、マスカケ線の条件を整理しておきたいと思います。
1、知能線と感情線が1本の線になっている
まずはマスカケ線といえば、知能線と感情線が繋がっていることが挙げられます。
※青い線が知能線で、赤い線が感情線です。
とにかくこの二つの線が一つになっていなければマスカケ線ではありません。
ただややこしいのがマスカケ線であっても、感情線が別にもう1本出ていることもあります。
その場合は、マスカケ線+二重感情線になり、手相を見れば2本の線が出ているので、「マスカケ線ではないかも」と考える人もいるはずです。
赤い線がマスカケ線で青い線が感情線(二重感情線)になります。
マスカケ線としてはかなり珍しい形ですが、僕は何度か見たことがあります。
2、掌を一本の線が真一文字に横切る
マスカケ線は必ず手の端から端まで線が横切ります。
線の端まで届いていなければ、それはマスカケ線とみなすことができません。
また、線の端の方になると薄くなってしまうのもマスカケ線ではありません。
マスカケ線はスタートからゴールまで(手の端から端まで)、変わることなく一定の濃さを保ち続けます。
線が乱れていることや切れ切れになっていても、手の端から端までしっかりあればマスカケ線と見て問題ありません。
マスカケ線の条件と呼べるのはこの二つだけです。
この条件を元に、マスカケ線と間違われやすい手相を具体的に見てみましょう。
1、マスカケ線ではない手相:感情線の枝線と知能線が繋がっている
世間ではこの手相が最もマスカケ線と勘違いされていて、僕も鑑定で「手相がマスカケ線になってきたんです」という人の多くがこの手相です。
これは知能線もしくは感情線の枝線が伸びて、知能線と感情線が繋がっただけです。
後天的マスカケ線と呼ばれることがありますが、決してマスカケ線ではありません。
そもそも後天的マスカケ線というもの自体がないと思っています。
ちなみにこの手相は、とても良い線です。
キャリアウーマンの相とも呼ばれ、女性でも家庭よりも仕事よりの人生となり、仕事で成果を上げることができる仕事運の強い手相です。
2、マスカケ線ではない手相:知能線と短い感情線
青い線が知能線で赤い線が感情線です。
一見すると1本に繋がっているようにも見えるかもしれませんが、これは短い感情線がぶつかっているだけです。
この場合は別々の線として考える必要があります。
例えば、画像の手相の場合であれば知能線は標準的です。しかし、感情線は標準よりも短く感情が表に出ることはありません。
とてもクールで沈着冷静なタイプです。
感情線は恋愛にも大きな影響を与えるので、どうしても恋愛に難が出やすい傾向があります。
3、マスカケ線ではない手相:知能線が長く手の端まで届く
マスカケ線は基本的にマスカケ線から離れて別に感情線が出てくることはありません。
そのため、感情線が単独であれば「知能線が長いのかも」と疑う必要があります。
ただし、冒頭で説明したようにマスカケ線+二重感情線の場合もあるので、感情線が単独であるからといって必ずマスカケ線ではないとも言い切れないのです。
その時、チェックしてほしいのが2点。
1、マスカケ線が画像のように斜め下に向かっていないか?
2、マスカケ線の手の端(小指側)が薄くなっていないか?
もしこのどちらかが当てはまる場合は、マスカケ線ではありません。
どちらも当てはまらない場合は、マスカケ線+二重感情線の可能性を疑ってみましょう。
まとめ
マスカケ線と思っている人の中にも怪しい線は意外と多いです。
そんな人にマスカケ線ではないことを告げると、がっかりする人がいますが、覚えておいてほしいのはマスカケ線は決して手放しに良い手相といえる線ではありません。
大きくすっ転んで大失敗する可能性も十分にある手相なのです。
マスカケ線でなくても大きな成功をつかむことができますので、マスカケ線かどうかは気にせず、ぜひ自分の手相を大切にしてください!
参考:『マスカケ線の手相を見かけたら言ってあげて欲しい一言』
オススメ記事:『マスカケ線の手相の見方8種類を完全コンプリート!成功の秘訣がわかる』