手相の本を読んでいると「結婚線が2本ある人は再婚の相!」みたいなことを書いてあるのをよく見かけますが、本当にそうなのか?
2万人以上の鑑定の実践経験と結婚線の本来の意味を元に、2本の結婚線について解読したいと思います。
2本の結婚線はなぜ再婚の相と呼ばれるのか?
前提として、ここでの2本の結婚線は両方共に同じぐらいの濃さで、しっかりと出ている結婚線を指します。
片方が濃くて、もう一方が薄い場合は再婚の相の結婚線にはなりません。
画像のように同じような結婚線が2本ある場合のみ、再婚の相の結婚線と見ることができます。
では、どうして2本並んでいる結婚線が再婚の相になるのか?
普通に考えれば、結婚線は結婚のチャンスの数を表し、画像のような手相であれば、2回の結婚のチャンスに恵まれると見ることができます。
それも、2本ともそれなりに濃いのであれば、どちらの結婚線もチャンス大で結婚の可能性は高いでしょう。
つまり、本来であれば良い結婚線であって、ハイタッチで喜びを表現したくなるぐらいの線なのです。
でもしかし、多くの文献には「再婚の相」との記述があります。
まずは、僕が考える再婚の相の理由を書いてみたい思います。
考えられる理由1:強い結婚のチャンスが2回あるから
しっかりしている結婚線の場合、普通に結婚のチャンスがあるだけではなく、可能性の高い結婚のチャンスがあると見ることができます。
それが2本並んで出ているのであれば、強い結婚のチャンスが2回やってくることになります。
もう一度言います。強い結婚のチャンスが2回です。
手相が語る運命がそう言っているんです。
もし、その手相の運命が本当だとして、2回の結婚という運命を消化する必要があるとしたら再婚するしか他に方法はありません。
考えられる理由2:1回目の結婚の最中にもっと素敵な相手に出会う
1本目の結婚線で結婚して、幸せに暮らしているところに2本目の結婚線の相手が現れ、心が揺らいで最初の相手と別れて2回目の相手と結婚する。
こんなシナリオは考えられないこともありません。
これなら再婚の可能性もあり得ます。
結婚線が2本ともキレイで強いのであるなら、最初の結婚の時と同じぐらい好きになれる人がまた現れることは考えられます。
それも、1回目の結婚の相手との関係が落ち着き過ぎて、惰性になっていたら、新しく現れた相手はとても刺激的で1回目の相手よりも良く見えても不思議ではありません。
疑問点1:1回目の結婚が離婚になるのか?
2回の強い結婚のチャンスがあるから、離婚になる。
正直かなりの疑問が残ります。
そもそもこの考え方の場合、1回目の結婚が離婚にならなければいけません。
結婚線で離婚の相と呼ばれるものはいくつかありますが、代表的なのは二つです。
1つ目が結婚線が下がる場合
結婚線が下がると言っても、多少下がるのでは離婚にまでいたりません。
感情線を突き破るか、感情線に届くか、それぐらい下がっている場合は、愛情が冷めきっていて離婚の可能性は高いでしょう。
少し下がっているのは、最初の頃の燃え上がる愛情が落ち着いただけのよくある結婚後の結婚線の形です。
関連記事:『手相で離婚危険度チェック!結婚線の下がる度合いでわかる!』
2つ目は、結婚線が枝分かれしている場合です。
小さく枝分かれしているぐらいでは、共働きで忙しくてすれ違いになっているレベルで、別れになるほどではありません。
大きく枝分かれしている場合は、相手との距離ができすぎて、二人の間にある溝を埋められなくなっていることを表します。
ここまでの状態になったら、離婚になるのは仕方がありません。
関連記事:『結婚線が二股に枝分かれする手相の本当の意味。別れとは限らない!』
下がっているか、枝分かれになっているか、これらの状態に1本目の結婚線がなっているのだとしたら、再婚は十分考えられるでしょう。
つまり、結婚線が2本キレイに並んでいるだけでは、離婚して再婚するとまでは判断できません。
疑問点2:結婚線は変化しやすい
手相はどんな人でも多かれ少なかれ変化します。
その中でも、結婚線は変化しやすい線の一つです。
今は2本の結婚線がキレイに出ていたとしても、1年後も同じくキレイに2本出ているとは限りません。
3本目の新しい結婚線が出てくるかもしれませんし、キレイだった結婚線が崩れて1本が薄くなることだって考えられます。
実際に、鑑定の中で結婚線が良くなったり悪くなったり、増えたり減ったりするのを目撃しています。
決して珍しいことではありません。
それを考えると、2本のキレイな結婚線があるからといって再婚の相と判断するのは難しく、もし再婚の相であることを伝えるとしても、「あくまでも今は」という言葉を付け加える必要があります。
手相を見る上で覚えておいてほしいのは、手相は変化をするということ、だから運命も変わるということ。
これだけは忘れないでください。
もし手相に凶相があって悪い状態だったとしても、それは未来永劫その状態が続くわけではありません。
良い手相に変えて、運命を切り開きましょう。
まとめ
結論:手相の結婚線がキレイに2本あるからといって、必ずしも再婚になるとは限らない。
それは、理論的にもそうですが、鑑定の経験からいってもそう思います。
結婚線の原理原則に戻って、結婚線が2本あれば2回の結婚のチャンス、3本あれば3回の結婚のチャンス。
そう判断するのが良いでしょう。
結婚線がキレイに2本出ているのであれば、2回の可能性の高い結婚チャンスに恵まれる良相です。
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