「手相は遺伝するのか?」
この話になると必ずといって出てくるのが、マスカケ線の話です。
マスカケ線とは知能線と感情線が一つになっている、強烈な運勢をもつ珍しい線です。
この線を持っている人の多くが、両親または祖父母に同じようにマスカケ線を持っている人がいると言われています。
実際、鑑定の際に聞いてみると、全ての人ではありませんが親や祖父母にマスカケ線を持っていると答えてた人は多かったです。
他の線もマスカケ線と同じように、遺伝したとしても決して不思議ではありません。
手相ではありませんが、命術の算命学では親が離婚している子供の星を見てみると、離婚しやすい運をもっているケースをよく見かけることがあります。
手相でも同じように、何かしらの親との遺伝関係があるのでは?と思っています。
ではどのような能力が子供に遺伝しているのか?
今回はその見方を解説していきましょう。
知能線が似ていれば頭脳的DNAが遺伝!
手のひらを親指側から小指側に向かって横に走る線を知能線と呼びます。
この知能線には様々な形があります。
知能線1、横に走る直線的な知能線。
性格の特徴:真面目で責任感が強く現実タイプ
知能線2、小さな弧を描く曲線的な知能線
性格の特徴:柔軟でコミュニケーション能力が高い調和タイプ
知能線3、大きく弧を描いて垂れ下がる知能線
性格の特徴:想像力は人一倍で独自の世界観を持つマイペースタイプ
長さや濃さの違いはあるものの、大きく分けるとこの3つに大別できます。
まず、自分自身の手相がどの線に当てはまるのかを確認して、それから子供の手相がどのタイプかチェックしましょう。
もしあなたと子供の知能線が同じであれば、遺伝率は高く、あなたの頭脳的性格を受け継いでいる可能性があります。
頭脳的性格とは、考え方や思考の癖、能力や仕事適正などです。
頭脳的性格が似ていれば、会話を交わせば理解し合えることも多く、話が合うことを実感し合える関係です。
問題なのは、知能線1と知能線3の組み合わせの場合です。
この手相の関係は、最も考え方が違い、真逆と呼べるような考えを持ち合う可能性があります。
そのため、親の思いが子供に伝わりにくく、子供を理解してあげられないこともあるでしょう。
遺伝率としてはとても低い関係です。
【頭脳的遺伝率】
・遺伝率80%以上
知能線1と知能線1
知能線2と知能線2
知能線3と知能線3
・遺伝率40%~60%
知能線1と知能線2
知能線2と知能線3
・遺伝率20%以下
知能線1と知能線3
感情線が似ていれば感情的DNAが遺伝!
手のひらを小指側から親指側に向かって横にはしる線を感情線と呼びます。
感情線にも様々な形の線があります。
感情線1、感情線が指に届く(どの指でもOK)
性格的特徴:情深く思いやりを強くもち愛情を分け与えることができるタイプ
感情線2、感情線が指に届かないが曲線的
性格的特徴:感情や思いやりを隠し持ち人にはなかなか見せない照れ屋タイプ
感情線3、感情線が指に届かず直線的
性格的特徴:いつも沈着冷静で愛情が湧きにくいクールタイプ
感情線は大きく分けると、この3つの線に大別することができます。
子供と比べた時に感情線が似ていれば、感情的遺伝が高いと見ることができます。
感情的遺伝は、感情の起伏や感情の動き、愛情度合いや恋愛傾向などがわかります。
もし感情線が同じであれば、感情の一致度が高く、気が合うと思うことが多くなるでしょう。
知能線のケースと同じように、感情線1と感情線3の場合は最も遺伝率が低く、気が合わないことが多くなる可能性があります。
感情の不一致や愛情の求める度合いも違い、どちらかは相手の愛情では物足りないと感じ、どちからは相手の愛情を過剰と思う恐れがあります。
【感情的遺伝率】
・遺伝率80%以上
感情線1と感情線1
感情線2と感情線2
感情線3と感情線3
・遺伝率40%~60%
感情線1と感情線2
感情線2と感情線3
・遺伝率20%以下
感情線1と感情線3
まとめ
遺伝率が低い関係の場合は、二人の間にクッションとなる人がいるか、または頑張って共感し合おうと思わず尊重し合う関係を目指すと良いでしょう。
自分にないものがあるのは当たり前で、それが個性であって魅力にもなると思ってあげられれば、むしろ足りないものを補い合える良い関係になっていきます。
これを応用すると、カップルや夫婦での相性でも使うことができます。
共感し合える相性なのか、はたまた尊重し合える相性が望ましいのか、パートナーとの関係もチェックしてみましょう。
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