手相の勉強時代の頃、「本当にこんな手相あるの?!」と言いたくなるような線を学ぶことがあります。
でも、実際に現場で2万人以上の手相を鑑定していると、勉強時代には「本当にあるの?!」と疑っていた線を見ることができました。
例えばその一つが、今回紹介する「鎖状の感情線」です。
鎖状の感情線は心のトラブルに注意!
鎖状の感情線を見たことがない人がすれば、線がこんな状態になるとは到底信じられないかもしれません。
でも本当にこの画像のように、キレイに丸が連なって鎖状になることがあるのです。
鎖状の感情線が出ている手相の人は、確かに多くはありませんが、決して「とても珍しい!」と驚き騒ぎ立てるほどの線でもありません。
※直感線や俵紋や土星環の方がよっぽど珍しいです。
あまり良い印象を抱きにくいビジュアルをしていますが、その印象通りやはりいい意味で取るのは難しい線です。
鎖状の感情線は、正常のキレイな感情線から見れば、「乱れた感情線」として見ることができます。
では、感情線が崩れるとどうなるのか?
感情線はその名の通り、主に感情や心を表しますので、それらが乱れると考えると良いでしょう。
具体的には、感情が不安定で心が落ち着かなくなったり、感情が敏感になり繊細さが強まって余計なことまで感じ取って思い悩んだり、感情や心のトラブルが起きやすい状況にあると見ることができます。
感情の動きに注意して、心穏やかでいられるような生活を心がけると良いでしょう。
鎖状の感情線は恋愛トラブルにも注意!
鎖状の感情線でもう一つ忘れはいけないのが、「恋愛のトラブル」です。
感情線は、感情や心を表します。
感情や心が最も影響を及ぼすのは恋愛であることから、恋愛運を見るのにも欠かすことができません。
感情線が鎖状になっている手相であれば、コロコロと好きな人が変わって移り気になったり、恋人がいても他の異性に関心がいってしまい浮気をしたりなど、恋愛運が乱れる恐れるがあります。
鑑定での実感としては、恋愛の乱れよりも感情や心のトラブルの方が起こりやすいように思いますが、感情や心と恋愛は繋がっているので、決して油断することはできません。
鎖状の感情線の暴走を防ぐのは知能線!
感情線が鎖状だからといって、みんながみんな感情や恋愛でのトラブルを起こすわけではありません。
他の線との関係性によって、トラブルが起きやすいかどうかは変わっていきます。
その中でも、特に重要になるのは知能線です。
知能線は頭脳を表し、その人の思考力や考え方を見ることができる線です。
感情線が感情なら、知能線は理性となり、感情をコントロールする大事な役割を果たします。
つまり、知能線を見ずには感情線を正しく判断することはできません。
知能線がしっかりしていれば、鎖状の感情線のトラブルを防ぐことも可能です。
知能線がしっかりしている状態というのは、「濃い」「長い」この2点です。
濃さはわかりにくいかもしれませんが、乱れていなくて線として目立っていれば、濃い可能性が高いでしょう。
長さは明確な判断基準があります。
知能線が小指の下まで伸びているかどうかです。
知能線が長ければ思考力があり、考え抜く力があります。
感情が衝動的に湧き起こることがあっても、知能線の理性で抑えることができるでしょう。
濃い場合もほぼ一緒です。
思考力に乱れがなく、理性がしっかりしていて感情に捉われ流されるようなことはありません。
ただし注意点としては、いくら知能線が長くても濃くても乱れている場合は、理性は働きにくい状況にあるので、本来の知能線がもつ能力を発揮することができなくなります。
ちなみに知能線の長さは、薬指の下が標準で、人差し指の下は短いといえます。
まとめ
鎖状の感情線の人は、明らかに周りの人とは違うことから、不安になるかもしれません。
確かに繊細や移り気になりやすいところは、マイナス面になりやすいですが、その分普通の人が感じ取れない感受性を手にして、独自性を発揮できる場合もあります。
また、知能線や他の線との関係性によっては、感情線が制御され現象化されにくくなることもあるでしょう。
不安になるよりも、鎖状の感情線を生かす方法や感情が不安定にならないよう平穏な暮らしを意識して、せひ鎖状の感情線にあった環境づくりを心がけてみてください。
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