知能線と感情線が一本になっている手相をマスカケ線と呼びます。
特殊な線の一つとして、テレビや雑誌などで取り上げられることは多く、天下取りの相として持ち上げられやすい手相でもあります。
でも実際は、天下を取るだけの運気の強さはありつつも波乱万丈の運勢も同時にもち、大成功つかむか大失敗で転落するかの激しい人生を歩みやすくもあるのです。
それ以外にも、逆境に強い、集団に馴染めない、個性的などなど、様々な特徴をもっています。
そんな特徴的な運勢をもったマスカケ線ですが、僕自身が最も興味をもっているのは、猿の多くがマスカケ線の手相をもっているということでず。
これを初めて知った時は衝撃的でした。
そこで今回は、それを確かめるべく上野動物園に生の猿sの手相を見に行ってみました!
参考:『猿の手相とアントニオ猪木の手相が同じマスカケ線!その理由はなぜ?』
猿の手相は本当にマスカケ線だった!
上野動物園にはニホンザルをはじめ、他にもサル科の動物がいくつかいました。
全ての猿の手相を確認することはできませんでしたが、いくつか猿の手相を生で見ることができ写真にも収めることができました。
※一番見たかったニホンザルの手相は距離が遠くて確認することができませんでした。残念。
今回、実際に見ることができて写真にも収めることができたのは、オナガザル科のアビシニアコロブスです。
写真ではわかりにくいかもしれませんので、手相だけ抜き出して書いた画像も載せておきます。
この手相の特徴を説明していくと、予想通りマスカケ線(赤い線)でした。
それから中指に向かって縦に伸びる線は運命線(青い線)です。
人間でいえば、仕事運や自我の強さを表します。
猿の場合はどういう意味で取ると良いのかはわかりませんが、もしかしたら我が強いのかもしれません。
それから、マスカケ線に並行するように手首付近で横に伸びる線は、放縦線(緑の線)と呼ばれる体の疲れを表す線です。
体調が不調で病気を抱えていたり、仕事が忙しくて体が疲れていると出てきます。
猿の場合は、何とも判断しにくい線です。
さらに小指の側面から横に伸びる線は忍耐線(ピンクの線)。
耐えることで成功をつかむことができ、耐え抜くこともできる手相です。
上野に連れてこられるぐらいですから、確かに忍耐力はありそうな気がします。
最後に手首付近の小指側から指に向かって縦に伸びる線は、太陽線(茶色の線)です。
太陽線は人気運や成功運を表す線ですが、この太陽線はその中でも最も人気運に恵まれ、人の後押しや応援によって成功をつかみます。
もしかしたら人気者の猿なのかもしれません。
まとめると、この猿は波乱万丈の運勢をもち個性豊かで我が強くはあるものの、それが魅力となってカリスマ性にまで発展して人気者の座をつかむことができる。
ただし、そのためにはある程度我慢する期間が必要ではある。
というのがこの猿の鑑定結果です。
実際は猿の手相をそのまま占うのは難しいとは思いますが、人間と同じようにちゃんと手相が出ているのは面白いですね。
今回、猿の手相を見てマスカケ線だけではなく、もう一つ面白いことに気づきました。
それは、猿の手は親指が発達していなかったのです。
手相で親指は「意志」を表す!
手相は線だけではなく指にも意味があります。
指を見るだけ、「結婚運が悪い」「財運が素晴らしい」みたいなことが分かったりする場合もあります。
今回、猿の手相を見てどのサルも人間に比べて親指が発達していないことがわかったのです。
先程紹介したアビシニアコロブスに限っては、親指自体ありません。
これはとても重要なことです。
手相的には指の中で親指が最も重要な指であり「意志」を表します。
親指が大きければ大きいほど意志が強くなり、ブレることなく自分を貫ける人になっていきます。
反対に親指が小さい人は、意志が弱く流されやすい人になります。
猿も親指が発達しないので、意志が弱く流されやすいと見ることができるでしょう。
それはつまり、自然の環境や状況に流され、順応していく能力が高いと考えることができます。
まとめ
手相的には、人間と猿を分けるポイントは「親指」にあることがわかりました。
人間は自分なりの意志をもって生きることができる生物であり、猿は自分なりの意志をもたずに生きることができる生物だというのを教えてくれている気がします。
ぜひ人間に生まれたみなさんは、自分の意志をもって時にはその意志を伝え、自分の道を進んでいきましょう。
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