鑑定中や授業中にふとアイデアが湧いてくることがあります。
「あっこれってもしかしてこうなのでは」みたいな手相の法則が浮かんできて、鑑定で検証して授業で教えたこともありました。
今回の手相ピラミッド(勝手に僕が名付けました)も授業中に手相の説明をしていたら、ふと湧いてきたものです。
別に目新しいことをいっているわけではなく、今までの手相の大家が本で書いてきたことをわかりやすく説明し直しているだけなのですが、個人的にはしっくりきています。
もしかしたら「手相ピラミッド」というネーミングが気に入っているだけかもしれません。
ネーミングは何であれ、手相ピラミッドを解説すれば、「手相とは何か?」がわかってくれると思います。
手相は線だけではない!手に関わること全てで運勢を見る!
手相の大前提として、手相=線ではありません。
一般の方だとこの情報だけで「えっ」と思う人もいるみたいで、いいリアクションをしてくれる人も結構います。
前に書いた記事の中でも「手相は線だけではない!手の甲にも手相はある!」こんなのがありました。
これも驚きかもしれませんが、掌だけでなく手の甲にも手相があるんです。
線でなければ掌でもない、じゃあ手相って一体何?「手に関わること全てです」手を見渡して目に入ってきたもの全てが手相なのです。
それをわかりやすく解説しているのが手相ピラミッドです。骨の上に肉があり、肉の上に線があり、線の上に色がある。
イメージとしてはこんな感じです。
色
線
肉
骨
すみません、上手く図をつくれなかったのですが、骨を土台にピラミッド上になっているイメージを浮かべてみてください。
このような構成で手相は出来上がっています。
どれもが手相では欠かすことのできない大事な要素で、多くのプロの手相家は瞬時にこれら4つの要素をチェックして運勢を導き出しています。
それではこれらがそれぞれどのような役割や意味をもっているのが、一つずつ解説していきましょう。
骨は家で例えるなら土地
骨は手相ピラミッドの底辺にあたり、手相の土台としての役割を果たしています。
つまり、最も大事な要素といえなくもありません。土台が悪ければもろく崩れる恐れがあるからです。
また、骨は運勢への影響度合いがじんわりでわかりにくいのも特徴の一つです。家で例えるなら土地にあたります。
土地は家を建てるうえで重要ですが、土地を見て「いい家だね」という人はいないように、わかりにくく決定づける要素にはなりません。
しかし、土地が悪くて地盤沈下でもした日には、どんなに頑丈な柱で家を立てたとしても意味をなしません。
それと同じように、骨は運勢の土台となって、見えないところで運勢を支えています。
骨は主に「手の形」を見る技法を使って確認します。
また骨に備わっている性質は、潜在的に秘められている性質と考えることができ、最も根本にある生まれ持っての才能と考えると良いでしょう。
肉は家で例えるなら柱
肉は手相ピラミッドでは骨の上にあたり、土台を肉付けする役割を担っています。
家で例えるなら「柱」です。
年輪を重ねた太く堅い材木を使っている家であれば、そう簡単には崩れることなく家も立派に見えることでしょう。
それと同じように肉は骨よりも実感することができ、肉質の良さがそのまま運勢にも反映されてその影響をはっきりと受けることもあるはずです。
しかし、やはり肉は柱であって「わかる人にはわかる」でしかなく、万人が感じられるほどではありません。
ちなみに手相での肉が良い状態というのは、肉に弾力があって膨らんでいるのが理想です。
これらの記事は、肉を使って占っています。
ぜひ参考にしてみてください。
→『プロだけが知っている手相のサイン。隠れ金運をチェック!』
線は家で例えるなら外観
線は説明するまでもなく手相を見るには欠かすことができず、最も多くの情報が隠されています。
家で例えるなら「外観」にあたり、家においても「いい家だね」と感じる場合の最も大きな要素といえるでしょう。人でいえば「見た目」です。
骨や肉は秘められた性質にあたるため、説明をしても実感が湧かず理解してもらえないことはよくあります。
しかし、線の説明であれば表に出てきている面なので、相手は納得して「当たっている」と感じるはずです。
まさに、手相の主役といっても良いでしょう。
色は家で例えるならインテリア
色は見た目ですぐにわかるぐらいはっきりしている場合と、よく見ないとその変化に気づかないぐらい微妙な場合の二種類に分かれます。
家で例えるならインテリアにあたり、その家の印象を決める要素になるかもしれませんが、すぐに変わってしまうものでもあります。
土地や柱や外観は簡単には変えることはできませんが(土地や柱は変えることができません)、インテリアに関しては今すぐ変えることができます。
つまり、それだけ変化が激しくすぐに変わる要素だということです。手相で考えても色は押せば変化し、日によっても変わります。
色はその時の運勢など短い期間で考えるのがよく、少なくともその人の本質を判断する要素にはなりません。
まとめ
色・線・肉・骨の手相ピラミッドで手相は構成されているのがわかってもらえたかと思います。
大切なのは見えている面が全てではないということです。
家もそうかもしれませんが、外観だけではわからないその家の良さがあり、それはじわじわと確実に影響を与え続けます。
ぜひ目に見えている面の先にある、「見えない面」も大切にしてみてください。