手相家になって一般の人から最も聞かれるのは「手相は変わるのか?」についてです。
まず前提として手相は変わります。頻繁に変わる人からなかなか変化しない人まで、その変化の度合は人によって違います。
また「どのぐらいで変わるのですか?」と聞かれることもあるのですが、これも一概には言えません。
一般的には3カ月といわれることが多いですが、実際はそうとは限らずその日のうちに線が動き出すこともあります。
しかしながら、その線の動きに気づけるかどうかは別です。
1日で線が変わったとしても動きが小さく、「線が変わった」と認識できるまでにはやはり3カ月ぐらいかかるのかもしれません。
もう一つ大切なこととして、線の中には「変わりやすい線」と「変わりにくい線」が存在します。
変わりにくい線をいくら観察していても変化には気づけません。
変わりやすい線を観察することで、本当に線が変化することがわかってもらえるはずです。
参考:『手相の変化はこの線をチェック!変化しやすい線と変化しにくい線』
どのぐらいで変わるのか?と来たら次にくる質問は「どうやったら線が変わるのか?」にたどり着くみたいで、これも聞かれることがあります。
今回は手相の線を変える方法について解説します。
ケース1:結婚線がない人の手相に結婚線を出現させるためには
33歳女性、手相を見るとこの先の結婚線がなく、手相を見る限りでは結婚運は薄いと考えられる手相をしている人がいました。
女性の立場になれば「結婚線よ出てこい!」と願いたくなるところですが、神頼みをしても結婚線はでてきません。どうすれば結婚線が現れ、結婚のチャンスが出てくるのか。
それは、「環境を変える」ことです。
結婚線であるなら一番大きいのは「人間関係」です。結婚線がない人の多くが人間関係が安定していて新しい出会いがなくなり、こう着状態になってしまっています。
さすがに出会いがなければ、いくら結婚適性をもっていたとしても結婚線が現れることはなく、せっかく良妻賢母になって素敵な結婚生活を送れるとしても、それを発揮することができません。
そのため、人間関係に変化を与えて同性でも良いので新しい出会いを作ることをおすすめしています。
習い事を始めるでも、イベントに参加するでも、転職をするでも、新しい人との触れ合いが大切です。
安定していた人間関係に亀裂が入れば、閉ざされた扉が開くかのようにどこからともなく出会いがやってくることもあるでしょう。
そうすることで結婚線も出始める可能性があります。
ケース2:仕事運を表す運命線が薄い人が運命線を濃くするためには
30歳男性、手相を見ると運命線が薄く、仕事運としては弱いと判断できる手相であることがわかります。
今は何とかなっていたとしても、このままではいずれ仕事が上手くいかなくなり行き詰まる恐れがあります。
このケースの場合は何を変えるとよいのか?
それは、「状況を変える」ことです
運命線が薄い人は仕事へのモチベーションが低く、すでに心の中では仕事を辞めたいと思っていることがほとんどです。
ただ、辞めて大丈夫だろうか?もう少し頑張った方が良いのでは?などの不安が残り、辞められずにだらだらと続けてしまっている可能性が高いです。
しかし、今の状況のままでモチベーションが上がることは少なく、状況が変えることが一番の特効薬といえます。
その時にポイントになるのが、どこまでの状況の変化が必要なのかを見分ける必要はあります。
部署を変えれば済む問題なのか、仕事場ごと変えなければ無理なのか、さらに職種も変えた方が良いのか、などなど
実際の鑑定では話を聞き他の線を見ながら、それらを判断していきます。
せっかくなので一つだけ教えておきますと、手相で適職を見て今就いている仕事とかけ離れていれば、職種まで変える必要があります。
まとめ
二つのケースを見ていただいてわかるように、線を変えるためには今ある何かを変える必要があります。
手相の線が表していることは今のままの状態が続いた時の未来です。
その提示された未来に不満があるのであれば、それを変えれば良く、そのために環境や状況を変えることが必要になります。
実際の鑑定では他の線も考慮に入れて多角的に見ながら、色々な方法を使ってより適切な変え方を伝えていくので、同じような悩みでも今回例題に上げたケースとは違う回答になることがあります。
また、例題に上げた以外でも、服装や髪形のように身近な小さな変化であったとしても運勢は変わっていきます。
特にそれが普段自分自身がやらないようことであればあるほど変化は大きくなります。
行き詰っている人や下降気味と感じる人は、ぜひ何か変化を与えて運勢を変えていきましょう。